ハウスは3棟あり、全体で65a、ほかに露地栽培も1haほどの規模があります。「黒い真珠」の商標登録を持つ三次ピオーネ生産組合(組合員20戸)のメンバーとして、「ピオーネ」を中心に高品質の大粒のブドウを栽培しています。父の後を継いで就農して6年。年間出荷量は施設が250~260トン、露地は約300トンです。
3棟のうち15aのハウスに、今年1月に「ぐっぴー」を2台導入しました。日本農業新聞で広告を見て知り、インターネットを通じ資料を取り寄せました。国や県などの補正予算の補助事業等も調べましたが、タイミングが合わず、農業関係の制度資金を活用することにしました。
このハウスは、これまで二重被覆し、30ガロン(113.55L)の重油式ボイラーで加温をしていました。2年ぐらい前から重油価格の高騰が経営を圧迫し始め、「将来的には化石燃料より電気の方が価格の変動も少ないかな」と思い、ヒートポンプに興味を持ちました。
加湿期間は2~5月で、私のところでは重油ボイラーとの併用が効果的だと思います。導入を機に、エコ活動に対する考え方もアピールしたいですね。組合の仲間では、ほかに2戸が2台ずつ導入しています。
ぐっぴーを選んで良かった点は、吹き出し口を下向きにでき、葉に風を当てないで済むところです。他社製品は、防除の際にハウス内の機器が濡れて、さびたり故障の原因になることが心配でしたが、防水仕様になっているのがいいですね。また、暖房能力(COP)が高く、高価な機械だけに価格も魅力的で、選択する際のポイントになりました。
重油価格が下がったことも含め、前年同期の重油使用代と比べ、電気代を加えても4割以上のコスト減になる見込みです。県内の野菜農家も視察に来たりします。生育等の加温効果は、今のところ従来の重油式ボイラーと変わりありません。
7月10日から「ピオーネ」の出荷を予定していますが、消費者に喜んでいただける高品質に仕上げていきたいですね。



